今、話題のWBCですがそんな中注目選手の日系アメリカ人のラーズ・ヌートバー選手。
ヌートバー選手のこれまでの経歴や学歴が気になる方も多いと思います。
そこで今回はヌートバー選手を詳しく調べていこうと思います。
実は高校時代は野球以外にもアメフトでも活躍していた選手であり、そんな高校時代や大学時代も調べていきます。
ラーズ・ヌートバー選手のプロフィール!
※ ラーズ・ヌードバー
ラーズ・ヌートバーの本名と生年月日、出身は下記の通りになります。
【本名】:ラーズ・テイラー=タツジ・ヌートバー
【生年月日】:1997年9月8日
【年齢】:25歳(2023年3月現在)
【出身】:アメリカ・カリフォルニア州
ヌートバー選手は父親がオランダ系アメリカ人で母親が日本人の日系アメリカ人で、日本名は榎田達治(えのきだ たつじ)なので愛称は「たっちゃん」で、MLBデビューを飾ったばかりの若手選手です。
彼の守備力はすでに高評価を得ていて、昨年シーズンは右翼を中心にすべての守備位置を任され、それぞれのポジションで補殺を記録しました。
「ファンが選ぶ右翼手TOP10」ランキングで第4位にランクインしています。
ラーズ・ヌートバー選手の出身小学校
小学校は地元ロサンゼルスのエル・セングトの公立校ですが校名などは不明で、入学した時期と卒業時期は下記の通りになります。
【入学時】:2004年9月
【卒業時】:2009年6月
兄と姉は母親の実家の埼玉で生まれていますが、ヌートバー選手はアメリカ生まれになり、ヌートバー選手は野球選手だった父親の影響で、野球を始めました。
小学生時代は地元のリトルリーグに所属して野球に打ち込んでいましたが、当時はピッチャーでクリーンナップを打っていました。
ラーズ・ヌートバー選手の出身中学校
続いて中学校も同じく地元のロサンゼルスのエル・セングトの公立校ですが校名などは不明で、中学時代も野球をしていたとのことです。
中学の入学時と卒業時は下記の通りになります。
【入学時】:2009年9月
【卒業時】:2013年6月
ラーズ・ヌートバー選手の出身高校
ラーズ・ヌートーバーの出身高校は下記の通りになります。
【出身高校】:エル・セングド高校 偏差値なし
【偏差値】:なし
1927年に創設された4年生の公立高校になり、映画業界で有名で、多くの映画やドラマがこの高校で撮影されてきました。
新ビバリー・ヒルズ・ハイスクールでは中庭の撮影にエル・セングド高校が使用されています。
卒業生にはメジャーリーガーやアメフト、バスケット選手になった著名な選手もたくさんいてヌートバー選手もその1人になりました。
エル・セングド高校の著名な卒業生は下記の通りになります。
- ジョージ・ブレッドさん(殿堂入り野球選手)
- ケン・ブレッドさん(元MLB投手)
- キース・レイモンド・エリクソンさん(元NBA選手)
- ジョー・カラベロさん(元NFL選手)
- ジェームズ・B・シッキングさん(俳優)
- ジョン・ヴァン・ハマスフェルトさん(グラフィックデザイナー)
アメリカンフットボールでは高校3、4年の時にQB(クォーターバック)として活躍しました。
2013、14年はリーグMVP、13年にはチーム創設初のCIF(南カリフォルニアセクション)ノース・ウエスト地区の決勝にチームを導きました。
すると同じUSCからアメフトでの推薦の話が来ますが、ですがヌートバー選手は高校時代アメフトで肘や膝を故障してしまいます。
ラーズ・ヌートバー選手の出身大学
ラーズ・ヌートバー選手の出身大学は下記の通りになります。
【出身大学】南カリフォルニア大学
この大学は1880年開校の名門私立大学になり、カリフォルニア州最大の都市として知られるロサンゼルスの中心に位置し、カリフォルニアの中でも最も古い総合私立大学です。
ヌートバー選手は野球のスポーツ推薦で入学します。
南カリフォルニア大学のアメリカンフットボール部は全米屈指の名門で数多くのNFLのスター選手を輩出しています。
野球とアメフトでこの大学に推薦をもらったヌートバー選手はどちらでプレーするか悩みましたが、最終的には野球を選んだヌートバー選手です。
大学時代は野球に専念して主力選手として活躍しました。
南カリフォルニア大学はスポーツも有名ですが宇宙飛行士や映画監督の出身校としても知られています。
宇宙飛行士は15人輩出し、特に人類初の月面着陸を行ったアポロ11号のニール・アームストロング船長もこちらの大学出身です。
ラーズ・ヌートバー選手の経歴
ヌートバー選手は2018年の大学2年のときにドラフト8巡目でセントルイス・カージナルスにプロ入りし、2021年にメジャーデビューしました。
セントルイス・カージナルスの傘下のAー級ステート・カレッジ・スパイクでプロデビューし、成績は下記の通りになります。
【出場数】:56試合
【打率】:.277
【本塁打】:2本
【塁打】:26
【盗塁】:2
2019年はマイナーリーグの3球団で活躍し、成績は下記の通りになります。
【出場数】:101試合
【打率】:.264
【本塁打】:7本
【打点】:38
【盗塁】:4
プロ2年目の2020年には新型コロナの流行でマイナーリーグの試合が全部中止になり、大学3年生終了時点でドラフト指名されている選手は大学を中退して入団できます。
ですがヌートバー選手は大学に籍を残した状態でオフシーズンに勉強、遅れて卒業という形を取りました。
マイナーリーグ再開まで不安があったので航空宇宙企業で肉体労働のアルバイトをし、朝4時に起き、週6日を2か月も続けたヌートバー選手。
そして2021年5月にはマイナーリーグの開幕からAAA級でプレーし、6月22日からはメジャーリーグのアクティブ・ロースターと契約します。
メジャーデビューしたヌートバー選手は9番・左翼手で先発出場しメジャー初打点を記録します。
この年のメジャーでの成績は下記の通りになります。
【出場数】:58試合
【打率】:.239
【本塁打】:5本
【打点】:15
【盗塁】:2
2022年のメジャーでの成績は下記の通りになります。
【出場数】:108試合
【打率】:.228
【本塁打】:14本
【打点】:40
【10歳で日本代表選手宣言!】
日本の高校球児との出会いはヌートバー選手が9歳の2006年の出来事です。
高校日本代表が親善試合のために米国に遠征した際にヌートバー一家が一部の選手をホストファミリーとして受け入れます。
ヌートバー選手は当時の高校日本代表チームに歓迎され、試合前のストレッチに参加したり、試合中のバットボーイも務めていました。
この経験から幼少期より日本代表としてWBCに出場することを夢見ています。
高校日本代表が帰国した翌年、ヌートバー選手が10歳の時で、リトルリーグのオールスターに選ばれます。
その際、選手ひとりひとりの紹介動画を撮ったときに、ヌートバー選手は冒頭、日本で 「こんにちは」とあいさつをし、
『僕の名前はラーズ・ヌートバーです。背番号は21。 日本人です。僕は日本を代表してここにいます。』
と答えます。
ヌートバー選手のお母さんはとても驚いたそうです。
高校日本代表との出会いが「日本代表」というヌートバー選手の夢を大きくしました。
まとめ
ラーズ・ヌートバー選手の経歴や学歴を紹介しました。
高校時代はアメフト選手としても活躍していたすごい選手だということが分かりました。
WBC日本代表で初めての日系アメリカ人選手ですが心はとても日本人の暖かいものを持っているヌートバー選手というのが分かりました。
今回のWBCで世界中から愛される選手になったことでしょう。
ヌートバー選手は守備力・打撃力も高く、将来有望な若手外野選手です。
今後の活躍もとても楽しみです。