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大谷翔平と佐々木朗希(ささきろうき)はどっちがすごいのかを簡単に教えて!

WBCが始まることでにわかに野球熱が日本全体で高まっていることがわかりますが、日本代表もそうそうたるメンバーなので彼らの雄志を見られるだけでもうれしい方も多いでしょう。

しかし、そんなスーパースターの集団だからこそ、昨シーズン投手としてブレイクし未来の宝と言われている佐々木朗希投手と二刀流としてメジャーでもすさまじい成績を残し続けている大谷翔平選手のどちらかすごいのかといった疑問も日に日に多く投げかけられています。

単純に答えを出すことが難しい問題ですが、今回はそういった疑問にできるだけわかりやすく答えていきましょう。

大谷翔平と佐々木朗希(ささきろうき)とはどっちがすごいの?

野球についていろいろと詳しい方なら『佐々木朗希と大谷翔平どっちがすごい論争』に対していろんなデータを持ち出して議論をすることになります。

しかし、そういったデータはそこまで野球が好きではない方や佐々木朗希投手と大谷翔平選手の個人が好きな方にとっては理解するのが難しい代物です。

なので、まずは単純にどっちがすごいのかをシンプルに答えていきます。

【通算成績では大谷翔平選手の方が上

まずシンプルに今までの投手における通算成績から比較していきましょう。

結論から記載すると大谷選手が上です。

  • 大谷翔平(投手)防御率2.69 勝利数70 敗戦数29 奪三振数1065 投球回892 2/3

※ 大谷選手は日本時代とメジャーの合算成績

  • 佐々木朗希:防御率2.10 勝利数12 敗戦数6 奪三振数241 投球回192 2/3

※ 参照URL:click プロ野球記録


これに大谷選手は以下の野手成績が加わります。

  • 大谷翔平(打者):打率.273 本塁打175 打点508 盗塁79 出塁率.355 OPS.876

※ 参照URL:click プロ野球記録

この打者成績が加わるので、一人で優秀な選手二人分の活躍を世界最高峰のメジャーリーグでしておりこの成績を抜けるような選手は世界中探してもいない存在に達しています。

野球好きな筆者から見ても打者としても投手としてもメジャーで好成績を残せるような選手はこれからなかなか出てこないようなスーパースターと感じており、正直比較対象外にした方がいいイレギュラーな存在のです。

実際にアメリカでも話題になっており、MVPを選ぶときに論争になるから大谷賞のようなカテゴリーを新たに追加したほうがいいとすら言われている選手になりました。

昨シーズンの比較でも大谷翔平選手の方が上

今度は通算成績ではなく、直近の2022シーズン成績で比較しましょう。

こちらも結論から記載すると大谷選手が上です。

  • 大谷翔平(投手)防御率2.33 勝利数15 敗戦数9 奪三振数219 投球回166
  • 佐々木朗希防御率2.02 勝利数9 敗戦数4 奪三振数173 投球回129 1/3

※ 参照URLclick プロ野球記録


これに大谷選手の場合は以下の打者成績が加わります。

  • 大谷翔平(打者):打率.273 本塁打34 打点95 盗塁11 出塁率.356 OPS.875

参照URLclick プロ野球記録

やっぱり打者成績もとんでもないです。

選手としての比較をするときはどうしても二人分の成績を残していることを加味しての比較をしないといけないので、現役選手で大谷選手よりも上の選手はなかなか登場しません。

【単純な年俸を比較してみよう】


成績ではわかりにくいという方のために最も簡単な比較をしていきましょう。

それが選手の年俸比較です。

年俸はその人の価値を表しており、比較をするにはもっとも単純な材料となります。

以下は2022年のシーズンが終わった後に公表された2023年に向けての契約年俸です。

  • 大谷翔平:3000万ドル(40億5000万円)
  • 佐々木朗希:8000万円

これもとんでもない差がついていることがわかります。

その差はなんと約50倍と圧倒的です。

キャリアの差はありますが、現段階で圧倒的な差がありますね。

もっと詳しい比較を見たい方向けのまとめ!

ここからは野球が好きで「細かいデータやマニアックなデータまでなんでもこい!」と断言できる方向けのものを提示していきます。

佐々木朗希投手の年俸について、野球に詳しい方なら21歳の年俸で8000万円という額は十分すぎるほど優れている証と感じられる方向けのデータもそろっています。

かな~りマニアックなデータ比較や細かいところまで見ていくので、単純比較だけでOKな方は先ほどの比較だけ見てもらえれば大丈夫です。

【同じ年齢として見たときの比較】

 

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データでいろいろと比較するときに意識することはいろいろとありますが、直接対決ができない状況にあるスポーツ選手を比較するときに考えられることが多い比較法の一つが年齢が同じだったころのデータを引っ張り出して比較するといったやり方です。

結論からまとめると、このまとめ方なら若干大谷選手のほうが上だと思います。

完全試合を達成しているといった実績を見ると佐々木投手のほうが上といった意見が出ても仕方ないレベルの差なので、正直迷いましたし人によるところも大きいでしょう。

昨シーズンの佐々木朗希投手はプロ3年目の21歳なので、大谷翔平選手が日本ハム時代でプロ3年目の21歳だったころと比較してみました。

  • 大谷翔平(投手):防御率2.24 勝利数15 敗戦数5 奪三振数196 投球回160 2/3
  • 佐々木朗希:防御率2.02 勝利数9 敗戦数4 奪三振数173 投球回129 1/3

※ 参照URL:click プロ野球記録


これを比較してみると、防御率では佐々木朗希投手のほうが上ですが勝利数や奪三振数、そして投球回では投手としての大谷選手のほうが上と言えるでしょう。

打者大谷の成績は以下の通りです。

  • 大谷翔平(打):打率.202 本塁打5 打点17 盗塁1 出塁率.252 OPS.628
    参照URL:click 野球記録

この年の大谷選手は打者としての成績が正直いまいちだったので、単純に投手としての比較で十分な年なのです。

これが個人的には最も納得のできる比較となっていると思います。

ちなみに、年俸比較をすると21歳のオフシーズン時点では以下のようになっていました。

  • 大谷翔平2億円
  • 佐々木朗希8000万円

年俸を見ても、日本ハムがどれだけ期待していたのかがわかる数字になっておりかなりの高額が提示されていたのです。

投手としての細かいデータ比較】

大谷翔平

大谷翔平

【参照URL】:https://tokyudx.com/2022-speedcomparison/

さらにマニアックなデータを比較していきましょう。

上記のデータは野球好きな筆者がよくお世話になる『球速ドットコム(https://tokyudx.com/)』にあるデータで、『ストレート(4シーム)球速・被打率比較表』となっています。

これは佐々木朗希投手や大谷翔平選手以外にダルビッシュ有投手や田中将大投手、千賀滉大投手や山本由伸投手のデータまでまとめたもので野球好きならかなり面白いデータになっています。

2022年に投げたストレートだけを比較すると、佐々木朗希投手のほうが大谷翔平投手のストレートよりも平均球速が1.8km/hも早く被打率も低めです。

最高球速も大谷翔平投手よりも1km/h上といった結果が出ています。

ここだけ見ると、ストレートは佐々木朗希投手のほうが質良しと言えるのではないでしょうか。

ただし、被打率に関してはメジャーと日本の違いもあるので、そこまで比較対象にしないほうがいいといった指摘もあります。

比較対象ではありませんが、メジャーでも一流の投手にカテゴリーされているダルビッシュ有投手は平均球速は遅いけど圧倒的に被打率が低く投手としての完成度の高さがこれからもうかがえ知ることができます。

まとめ

今回はWBCで盛り上がっている日本代表選手の中でも、特に大人気となっている佐々木朗希投手と大谷翔平選手について、どちらが上なのかをいろいろと比較してまとめてきました。

単純な比較だけでは現役生活が長く圧倒的な成績をメジャーリーグで残し続けている大谷翔平選手のほうが上となります。

正直日本人選手で上回れる人はいないと言える領域に突入しているので、単純比較では誰も勝てません。

それでも、同じ年齢だったころの成績を引っ張り出すと十分に佐々木朗希投手もすごい成績を残せていることがわかりましたので、これは将来メジャーリーグコースでしょう。

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